もう迷わない!利用者階段の書き方【6mと7mスパン】のポイント解説!一級建築士製図試験対策

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一級建築士製図 作図

ど~も~ タニで~す!

今回は階段の書き方についてです。

皆さんは利用者階段、どのように書いていますか?

実務で図面携わっていない場合、
結構「階段」の書き方って悩みますよね~

私は製図初年度の当時、階段の書き方が分からず
結構苦戦しました。
もう作図ヤダ。みたいな感じで。

製図テキストを片手に三スケで階段の段数の
寸法取りながらブイチ作戦で作図していましたから。(笑)

こんな感じで当時の私と同じく、階段の書き方で悪戦苦闘して
いらっしゃる方って結構多いのではないでしょうか?
特に、製図初年度の場合は・・・・

でも大丈夫!安心してください。このブログを読んで頂きますと、
もう、いちいち、テキストなどを見たり、分一で測ったりしなくても
スムーズにそして、速く「階段」が書けるようになります。

大切なのは「ポイント」です。
階段を書く時のポイントを掴むことです

これから6mと7mスパンに分けて、利用者階段の
作図のポイントを紹介していきます。
是非最後までお付き合いください。m(__)m

階段や什器等の練習にはこちらのA3サイズの
方眼紙がお薦めですよ!↓↓↓

もう迷わない!利用者階段の書き方【7mスパン】のポイント解説!

階段を書く上でポイントとなるのは

階段の段数踏面の幅ではないでしょうか!?

作図で階段を書く際、いちいち計算している時間が
無いので、階段の段数は頭に叩き込む必要があります。

また、踏面を書く際はいちいち三スケを登場させずに
体で反応して書くぐらいでないと、なかなか作図ズピード
上がってきません。

私はこんな風に階段を書いています。

利用者階段作図 基本編 7mスパン階高4mの場合

一級建築士作図利用者用階段1階

一級建築士作図利用者用階段2階
一級建築士作図利用者用階段3階

各階こんな感じで書いてるんですけどね・・・!

踏面の幅や段数を分かりやすくするため、
方眼紙の横線をのフリクション
書いております。

利用者用 7mスパンの階段を書く際のポイント

  1. 方眼の横の線上に踏面の線を書く
  2. 方眼の横の線をまたいで踏面の線を書く

1.方眼の横の線上に踏面の線を書く

踏面一段目の2本目の線は方眼紙の横の線上に書いています。
赤い線と重なっています)こんな感じです↓↓↓↓

この部分から階段踏み面を書いていきます。

2.方眼の横の線をまたいで踏面の線を書く

踏面5段目と8段目は方眼紙の横の線をまたいでいます。
赤い線をまたいでいます)↓↓↓↓

私はこのような感じで階段の書き出しのポイントを決めて、
そこが決まったら、後は均等になるようにある程度間隔を
抑えながら踏面の横線を書いて階段を仕上げています。

段数としては

  • 階高4m: 4000/160=26段で上がり切り 基本
  • 階高4.5m 踊り場で3段増やす
  • 階高5m: めんどくさいんで踊り場に二回転と表示する

階高が変わった場合は階段の段数が変わるので
書き忘れに注意が必要ですよね。

(私・・・よく書き忘れします。反省)

作図だけで考えると踏面の幅が多少違ったり、
見てくれが多少汚かったりしても
個人的にはあまり気にしていません。

階高が変わった場合など、階段の段数がそれなりに
書かれていればオッケーぐらいに考えています。

と言うことで・・・

次は6mスパンとなった場合の階段の書き方とポイントです。

階高が変わった場合の階段の書き方についてはこちらのブログを参照ください。
m(__)m↓↓↓↓

もう迷わない!利用者階段の書き方【6mスパン】のポイント解説!

スパン変更して6m×7mとなった場合なんですが、

毎回7mスパンの階段と限らないので、いざという時のために
6mスパンの階段も書けるようにしていた方が良いですよね。

確か?製図受験2年目の時だったと思います、、、
当時、ユーザープランニングに参加をし合格された方々の
プランを勉強をしていたところ、

たまたま6mスパンの階段を発見しました。

出会ってしまった・・・

「この6mスパンの階段は書きやすそう!」

「6mスパンになった場合、こんな階段の書き方をしているのか・・・
しかもランク1」

「合格答案でこのように階段を書いているという事は
自分の作図にも取り入れて良いという事だよな

このような思考回路となり、速攻パクらせて頂きました!!!

それからはもう、A3の方眼紙を広げ6mスパンになった場合でも
迷わず作図が出来るように、何度も繰り返し練習をし徹底的に
この階段の書き方をパクりました。

体育会系のノリです。(笑)

利用者階段作図 応用編 6mスパン階高4mの場合

一級建築士作図利用者用6mスパン

赤のフリクションを基準に踏み面が「またいで」ある部分と
またいでない」部分とがあります。
そこをポイントに見て頂くと分りやすくなるかなと思います。

スパン調整で6mスパンとなった場合
プランに応じて階段を書けるようにしておくと
作図中での迷いが無くなりますよね。

利用者用 6mスパンの階段を書く際のポイント

  1. 方眼の横線を芯に踏み面を振り分ける
  2. 振り分けた踏み面のその間を均等割りする
  3. 踊り場の芯から左右に縦方向の踏み面を書く

1.方眼の横線を芯に踏み面を振り分ける

赤線で書いた横の3本線を見て頂けると分ると思いますが
その線を基準に踏み面を「振り分けて」書いています。↓↓↓↓

2.振り分けた踏み面のその間を均等割りする

次のポイントとして、振り分けた踏み面の間に
一本線を引き、踏み面の段数を増やすようにして
階段を書いていきます。

3.踊り場の芯から左右に縦方向の踏み面を書く

最後に、上下にある踊り場部分の踏み面を書いていきます。

縦の踏み面を書いてから、横の踏み面の線を書いていく感じです。

横の踏み面の線は、最後に書いておりますが、これを書くことで
階高4m、26段の上がりきりの階段が書けます。

7mスパンと6mスパンの階段の書き方を紹介したので
8mスパンの場合は?ってなるんですけど

8mスパンはどうにでもなると思います。

そのまま段数を増やしていけばいいので。

基本の7mと、ちょっと変則的な6mスパンの階段を
制していれば怖いものなしですね!

リーズナブルなA2サイズ、作図練習用紙の紹介です。
ガッツリ作図をしたい方にお薦めです。
↓↓↓↓

6m、7mスパン利用者階段の書き方を動画で解説

戦半は7mスパンの階段、後半は6mスパンの階段の書き方という感じで
動画を進めております。

どちらの階段も、基準となる横線は赤のフリクション
書いています。

その赤のフリクションの線をポイントに踏み面の線
どのように振り分けられているのかを見て頂くと
分かりやすいと思います。

6m、7mスパン利用者階段を早く書くためには?!

階段を早く書けるようになるには?どうしたらよいのか?

答えは一つしかないと思います!

答えは「何度も書く!

これに限ると思います。これしかないですね。
もう、体育会系のノリで何度も書いて体に覚えさせる。

この覚えさせる段階は少々大変かもしれませんが、ここを
クリアーすると強いです。

作図する時も手が勝手に動きますし、少々作図練習の時間が
空いたとしても、すぐに思い出します。

私は角落ちして、学科復活合格した時に約9か月ぐらい製図から
離れていたので、「階段の書き方」は忘れているだろうなと
思っていたんですが・・・・

でも意外と手が動きましたね~
もちろん以前の図面を引っ張り出してという事になりますが
すぐに思い出して書くことが出来ました。

ちょっとストロングスタイルの体育会系のノリなんですが。
やっぱり、手を動かす事って強いと思います。

階段を克服したら次にやりたいこと(作図全体の時間短縮)

ここまで階段の書き方、6mと7mスパンの場合について
私なりのポイントを交え紹介させて頂きました。

この階段の書き方が安定してくると作図スピードが上がるのは
間違えありません。

でも他の部分でミスを犯したり、手間取ってしまいすと
折角、階段を書く部分ではスピードが上がったのに
トータルの作図時間ではいつもと同じか、若しくはもっと
時間がかかってしまったという事になってしまいます。

これではちょっともったいないですよね。
ある特定の部分の作図スピードは上がっているのに・・・

そうならないためにも、階段や什器等ある特定の部分の書き方が
安定してきたら、今度は作図全体の時間短縮を図っていくのが
良いと思います。

全体の作図時間を短縮するために何が必要なのか?!

今の作図全体の時間短縮を図るにはどのようにしたら良いのか?!
何点かピックアップしてみます。

  • 作図量を確保する
  • 手順を体に覚えさせる
  • 作業を明確にする
  • フリーハンドを取り入れる
  • 良いものはどんどん取り入れる

細かいことを挙げると、まだいろいろありますが
大枠はこのような感じではないでしょうか?!

作図手順や作業の明確化についてはこちらのブログを
ご参照ください。

全体の作図時間を短縮するために大切なこと!

作図時間を短縮させるために大切なことが
二つほどあります。

  • 何でも試してみる(自分に合うのか、合わないのかやってみる)
  • 苦手を無くす(好き、嫌いを極力なくす)

何でも試してみる

まず大切になってくるのが、「何でも試してみる」という事だと思います。
この方法は自分に合うのか?それとも合わないのか?
それを食わず嫌いにならずに、「なんか良さそう」と思ったら取り入れてみる。

そういった作業が大切なんだと思います。

例えば、定規での作図からフリーハンドの作図を試してみるのも
良いと思いますし、他の方の作図手順を参考にして
取り入れてみるのも良いと思います。

ちょっと気になる、受験生の仲間や受験生ユーチューバーなどの
特徴を参考に気に入ったところは徹底的にパクってみる。
そして、「自分には合わないな」と思ったら止める。

こんな感じの「試してみる」が大切なんだと思います。

試してみて自分に合うという事は、作業がスムーズに
行っている場合が多いと思うので、必然と作図スピードは
上がり作図時間の短縮につながりますよね

苦手意識を無くす

苦手意識を無くす」これも作図の時間短縮を考える上で
大切なことだと思います。

作図を各手順に分けて考えると、ある特定の部分が苦手と
いう場合があると思います。

私の場合で言うと、什器が苦手です。
他にも例えば、断面図を書くのが苦手、という方も居られると
思いますし、今回のお題である「階段」を書くのが苦手という方も
居られると思います。

作図スピードは、この苦手な部分で落ちていることは
ほぼ間違いないのではないでしょうか?!

作図全体の時間短縮で考えるとき、特定の部分が速く書けても
苦手な部分で遅くなると時間短縮は出来ません。

ではどのように克服すればよいのでしょうか?

答えは二つ
一つ目は先程もお伝えをした「何回も繰り返し書く」です。
ストロングスタイルの体育会系のノリ。
反復練習をすることで手に覚えさせるという事ですよね。

二つ目は、「自分のパターンを作る」です。
これは、苦手な作業を克服するための、結構有効的な
対策だと思います。

什器を書く時は特にそうですよね。
ある程度のパターンを用意してサイズ試験に臨みます。

断面図を書くのが苦手な場合も、階段を書くのが苦手な場合も
共通していえるのは「自分の書くパターンを決めておく」
これじゃないかと思います。

そして、作図時間を短縮させるためには、この
「自分のパターンを作る」という作業が
大切なんだと思います。

まとめ

私は7m階段の書き方を覚えるのに、当時通っていた資格学校の
教科書を見なが書くことで、自分自身の基本ができました。

何か一つ参考になるものを見つけて、それを基本にするのが
階段」を制する近道かも知れません!

階段がスムーズに書けると確実に作図スピードが
上がります! 間違いなです!
そして特定の部分が書き慣れてきたら、今度は
作図全体のレベルアップを図ります。

一級建築士製図対策の作図練習って言ってしまえば
これの繰り返しかも知れません。

合格目指してお互い頑張りましょう!

目指せ一級建築士!



コメント

  1. […] ど~も~ タニで~す。    (前回のブログはこちらから) […]

  2. akio より:

    こんにちは。私は昨年初受験。学科合格したのですが,勉強間に合わず製図はパスし,今年受験しようと製図独学勉強中です。
    本業は電気設備なので建築実務はシロウトですが,よろしくお願いします。

    タニさんのブログを最近見始めましたが,経験談や動画などのリンクもあり,とても参考になります。
    さて,階段の書き方について質問させてもらえませんか。
    大空間の部屋などがあり,階ごと階高が変わる場合がありますよね。
    たとえば,1階4.5m,2階4.5m,3階4m。
    室配置の都合で,1.5回転が使えず2回転階段とする場合,3階階段の書き方はどのようにしたらよいのでしょうか。屋上に設備スペースがあり,階段は屋上まで繋げたいです。
    3階→屋上を1回転とすると,踊り場スペース等が合わなくなるので,3階も2回転とするのが正解でしょうか?

    階高4500÷160=28.1 → 2回転で 8段×4
    階高4000÷160=25   → 2回転で 7段×4

    いきなりの質問ですいません。
    参考書を見たりネットもいろいろ検索したのですが,分かりませんでした。

    • タニ より:

      akioさん

      初めまして、ブログを読んでいただきありがとうございます。
      学科初受験で突破されたんですね!

      ご質問の階段の件ですが、今まで僕が勉強してきた内容で返答しますね!その点ご理解下さいませ。

      ご質問の階段は管理階段のことかなと思いましたが・・・
      まず、僕は利用者階段、管理階段いずれも1.5回転の階段は計画しません。
      akioさんがおっしゃるように上階と下階で階段の出入り口が変わりプランがしにくいからです。

      階高 【1階から2階 4.5m】 【2階から3階 4.5m】 【3階からR階 4m】 の場合。

      利用者階段 ⇒ 2階と3階の平面図で踊り場に3段増やします。 29段で上がりきり 4500÷29段=約155㎜
      管理階段  ⇒ 利用者階段と同じく踊り場に3段増やします。 23段で上がりきり 4500÷23段=約196㎜

      管理階段は、蹴上200㎜以下で計画すれば良いと思います。
      3階から屋上への階段は平面図では切断され表れてこないと思いますが、階高が4mなので
      通常の管理階段の段数20段で計画すれば良いと思います。

      以上参考になれば幸いです。

  3. akio より:

    さっそく回答&解説くださり,ありがとうございます!
    なるほど,踊り場だと簡単そうですね。
    踊り場で3段増やせるのは1階だけなのかと勝手に思い込んでおりました。
    ありがとうございます。

    今後も参考にさせていただきますので,ブログ更新楽しみにしています。

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