昨年(R2)10月にエスキスの時間を何とか短縮したいという思いから
ビリケツさんの一級建築士製図試験攻略テキストを購入し現在勉強を進めています。
私自身、エスキスでだいたい3時間かかり課題によっては3時間を超える場合もあり (こちらもどうぞ)
焦った状態で、記述や作図を行うこともあることから、何とかエスキス時間を短縮して
余裕のある形で、記述や作図が行えなものだろうかというのが製図に対しての
悩みでした。
このテキストを購入してから何度も読みドリル形式の問題を繰り返し
解き、最近はこのテキストで勉強したエスキスの手順やプランニングのコツなどを
理解し生かされているかどうかを確認するべく過去の練習課題を引っ張り出し
タイムアタックを行っています。
現在過去の練習課題をランダムに8課題タイムアタックが終了し、だいたい
2時間位でエスキスがまとまるようになり昨日行った「H30の健康づくりのためのスポーツ施設」の
練習課題は今までの最短時間、1時間32分でエスキスが終了しました。
反省点や修正点はありますが、現時点でなかなか良い手応えを感じています。
エスキス方法を変えて時間短縮
現時点でのエスキス手法です。
- フリクションを多用しない。
課題文の読み取りの際に私は基本フリクション一色でチェックを行うことにしました。
ゾーニングや動線、その他のチェック事項などいろいろと色分けけをし
フリクションなどの蛍光ペンを多用する方もおられますが
私自身は、やはりフリクションを違う色に持ち帰る手間やキャップの開け閉めなど
非常に煩わしく感じるのでフリクションの緑色一色でチェックすることにしています。
昨年の製図勉強の際も赤鉛筆のみでチェックをしていましたが、赤鉛筆だと例えば修正が必要な場合
消しゴムで消してもきれいに消えないのでフリクションでチェックすることにしました。
ちなみに【緑色】にした理由は、何となくいい感じだからです。
- 動線や要望は課題文にまとめる
昨年までのエスキスは、課題文で要求されている要望をエスキス用紙に書きだして
その書き出した内容を見ながらエスキスを進めるというやり方でしたが
今現在は、例えば機能図やプログラム図といった動線計画やグルーピングはエスキス用紙に書かず
要求室の【表】に関係性をまとめています。
ここでのポイントは、特記などの読み取った内容を極力見た目で分かるように絵や
自分なりに決めた記号であらわすことです。
例えば、「ロッカールームと屋内プール室は直接行き来出来るようにする」という
特記事項があった場合、ロッカールームの欄に屋内プール室を書き四角く2つの要求室を括り
プランを進める際に視覚で【一体的に使用するんだな】ということがわかるようにしています。
「動線に配慮」が求められた場合はその要求室同士を線で結んで【動線配慮】ということにしています。
「日照」を求められた場合は、【太陽】の絵を書き、「景観」を求められた場合は【目】を書くといった具合です。
こうすることで、要求室をいちいちエスキス用紙に書き出し動線を考えるという
作業がなくなり私は今この方法が合っているなと感じています。
また、設備計画や外構計画などもある程度書く場所を決めて課題文にまとめています。
このように課題文の条件を整理しまとめたらプランニングに入ります。
プランニングは倍コマから進めて、まとまったら一回目のチェックをし1/400に入ります。
1/400のプランが完了後、面積チェックや要求室の計画忘れ等の最終チェックを行い
エスキス終了という感じです。
まとめ
昨年の秋から、今までとは違うエスキス手法を勉強し徐々にエスキス時間が短縮できました。
エスキス時間の短縮を考えたときに、間違いたくないのが速くエスキスを終わらせたいがために
省こうという意識が強くなってしまうことです。
この点を注意してプランニング力を上げてエスキスを短縮したいです。
目指せ一級建築士!
コメント