ども~タニで~す。
昨日ですね、勉強を一区切りつけて夜ご飯をご飯を食べるのに1階に降りると
奥さんから「窓閉めて」と換気のために開けていた窓を閉めれとのお達しがあり
網戸を収納し窓を閉めようとすると「ブ~ン、ブ~ン」と大きな音が!
何かと思ったら大きなクマン蜂の襲撃が!
腰の引けた私は、雑誌を片手に格闘すること15分。
見事に追い返してやりましたよ! 腰を引きながらね。 ワイルドだろ~!
小話終了!本題に入ります(笑)
今勉強を進めている、製図の添削課題、第3課題の添削が先週公開されたんですが
チョット結果が良くなかったんですよね。
添削結果がランク1だから良いとかランク4だから悪いとかそんな安易なことではないんですけど
やっぱりやるからにはランク1を狙っていきますし、その結果が伴えば素直にうれしいですし
次の勉強にも気持ちが乗ってきますからね。
何ができていなかったのか?
指摘事項は多々ありますが、一番どう改善したら良いのか悩んだのが課題文中にある【抽象的な言い回し】の
解釈の仕方です。
皆さんは、課題文で抽象的な言い回しがあった場合どのように自分の考えをまとめているんですか?
抽象的な言い回しの解釈の仕方でプランがガラッと変わることありますよね・・・・
添削結果が公開されてから昨日まで、復習のためのエスキスや作図、記述は手を付けず抽象的な言い回しに
対する対応をどのようにしたら良いのか、そのことばかりを考えていたんですけど・・・・
やっと昨日一つの答えを出すことができました。
その答えは! 課題文中からヒントを見つける!です。
それではいってみましょう!
課題文、抽象的な言い回しの読み取り対策 ヒントを探す!
抽象的な言い回し=悩ませどころ。考えどころ。っていう感じだと思うんですけど。
なんで【抽象的な言い回し】を使うかというと私たち受験生に考えさせたいからですよね。出題者が!
「あなたたちはここをどう考えてプランニングするんですか?」こんな感じだと思います。出題者目線。
私たち受験生は課題文条件で、「動線に配慮」だとか「景観に配慮」などの内容についてはほとんどビビらないと思います。
いつも目にする内容ですし、具体的で何を求めているのか分かりやすいから。
でも、【抽象的な言い回し】はビビります。
何故か?それは「何言ってるか分かんないから」!
前々から思っていたんですよね・・・ 課題文てこちらの質問に答えてくれないよ~ねって・・・
でも、何とかこの【抽象的な言い回し】を読み取るのに対策は無いかと、今回の第3課題の一番ひっかかる
文章をずーと見ていたら、だんだん分かってきたんですよね。
【抽象的な言い回し】の文章だけを見て解釈しようと思っても何を言っているか掴めないよって言うことが!
そして、課題文は質問に対して返答はしてくれないかもしれませんが【抽象的な言い回し】に対して
プランニング上必要のことであれば何らかのヒントを課題文中のどこかで与えてくれている。
どうしても課題文中で何か分からない言い回しがあった場合、そこの文面から読み取ろうとしがちですが
そこばかり見ているといつまでもまとめるための答えが出で来なく、課題文ごとの抽象的な言い回しに
いつまでも振り回されることになります。(お客さんに振り回されます)
【抽象的な言い回し】で迷ったらヒント探しの旅に出る。
課題文、抽象的な言い回しの読み取り対策 ヒントを探してつなげる
課題文のなかでヒントを見つけたら今度はその【ヒント】と【抽象的な言い回し】とつなげてみます。
過去問を何度も読んだり標準解答例などを何度も見ていると
抽象的に感じないかも知れませんが、初見の場合抽象的に感じるだろうという
設定で拾ってみます。
H27の過去問で抽象的な言い回しとヒント
- 抽象的な言い回し:レストラン及びギャラリーについては、商店街との連続性に配慮する(要求室の特記)
- ヒント:地域住民も利用ができるレストラン等を設け(設計条件)
- 想定できること:レストラン、ギャラリーは1階。商店街側。外部から利用させた方がい地域住民は利用しやすい
一つの文章だけでは分からない事も二つの文章をつなげて考えることで何となくかも知れませんが
このような想定ができてくると思います。
H30の過去問で抽象的な言い回しとヒント
- 抽象的な言い回し:カルチャーセンター、全天候型スポーツ施設、及びグランドと一体的に使用する
(設計条件) - ヒント:エントランスは、東、西、南、北、いずれに設けても良い(要求室の特記)
桜並木などの周辺環境(敷地図) - 想定できること:西側からのアプローチ
H30は課題文がA2サイズとなりかなりの衝撃を受けた形で製図試験がスターしたことを今でも覚えております。
その衝撃が覚めやまない中いきなり設計条件で目にする「一体的に使用する」
ハッキリ言って何が何だか分からないというのが正直なところでした。
今となっては「一体的に使用する」も添削課題で登場するんで当時ほどビビらなくなりましたが
課題ってちょっと変わるだけで全然違うプランになるので、やっぱり課題文に振り回されないためには
その一つの文章だけで理解しようとするのではなくヒントを探しながら考えをまとめるという作業が
重要になってくるのかなと思います。
課題文、抽象的な言い回しの読み取り対策 深追いしない
よく、製図試験で言われるのが、製図試験は難しくない。
製図試験を難しくしているのは受験生本人が難しく考えているから。
課題文の言われたとおりにやればいい。
というようなことを耳にします。
それであればこの際、課題文を難しく考えるのはやめましょう!っということです。
何が言いたいかと言いますと。
抽象的な言い回しも何度も復習をすれば今まで抽象的に感じていた文章も抽象的に感じなくなります。
でも、添削課題や、本試験では必ず私たち受験生を悩ませる部分があります。
当然と言えば当然ですよね。試験ですから。一級建築士になるための。
もしかしたら本試験では、抽象的な言い回しにヒントが一つしか無いかもしれません。
もう一つヒントがあれば言われてる要求も明確になるのにヒントが一つしかない場合
進むべき方向や決断に迷うということがあるかも知れません。
その時の考え方として、私たち受験生にできることは?
- 与えられた情報の中で考える。
- それ以上難しく考えない
- 難しく考えすぎない。
参考として、R1(10月)の本試験課題は美術館の課題ですが標準解答例②では「多目的展示室」も
「カフェ」も搬入動線は管理側からの動線とはなっていません。
でも私たち受験生は反射的に多目的展示室もカフェも管理側からの搬入動線とつなげたいという
気持ちになりますよね。
多分、この課題でそれをずーっとやっていたらプランまとまらずに終了。
一級建築士の先輩たちが言うように難しく考えているのは私たち受験生なのかもしれないです。
まとまらないと感じた場合は難しく考えず、逆に簡単に考えましょう!
まとめ
今回、【抽象的】ついて考える中でヒントを探すということにつながったんですが、
ヒントを探し課題文を読むことでパターン出しをしているような気がします。
抽象的な言い回しだけを読んでいる時は頭で考えれる範囲が狭いと思います。
少しでも考えられる範囲を広くして進むべき方向を定める。
そんなお話でした!
目指せ一級建築士!
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