一級建築士製図【プランニングを早くするための】ポイントまとめ記事!その手を止めるな!

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タイトルを見ると私自身プランニングが得意でプランニングを早くするための
テクニックをもっていそうなタイトルですが・・・

申し訳ございません。私はプランニングが苦手で遅いです。
他のブログでも書いておりますが、エスキスはだいたい3時間かかり
プランニングがまとまらず「うわヤバイ」と焦ることも多々あります。

今回の製図試験(R2)でもプランがまとまらず焦りの中今まで勉強してきたことが
ほとんど生かされない結果となり非常に悔しい思いをしました。

そんな今までの苦い経験から、私自身の問題点は、ゾーニングとか動線とか
その他いろいろプランをするうえで大切なことはたくさんありますが
そのことをすべて考えるよりも、まず何でプランニングが遅いのか?
という点にポイントを絞ってつぶしていかないと、また今までと同じように
プランがまとまらない】ということになってしまいます。

試験元が発表する製図試験の採点のポイントで空間構成が設定され
その中にゾーニングや動線計画が採点項目に上がっている以上
重要なことは分かっていますが、私のようにプランニングをなかなか
まとめる力が備わっていない場合、空間構成などのことはまず置いておいて
プランニングを早くするためにはどうしたらよいのだろうという視点で
自分自身を見直さなければいつまでたってもプランニングからの
苦手意識から脱却できず毎年同じ結果になってしますと感じております。

上記のことを踏まえて、今年の一級建築士製図試験に合格するため
新たに勉強を始め、過去の添削課題を引っ張り出しエスキスを行う中で
自分が【なぜプランニングで手が止まるのか?】【どの部分で手が止まるのか?】
【その時のプランの状況ってどんな状況なのか?】など
プランニングの途中で手が止まったり悩んだりした場合に
その都度その都度、手が止まった状況や、今考えていることを書き出しながら
エスキスを行いました。

そうすることで、課題を解き終わってから手が止まった状況を思い出したり
また、忘れたりすることを防ぎ、自分自身のプランニングの苦手な部分を
洗い出し見つめ直すということにポイントを置き勉強を進めることができます。

今回はそのような勉強の中で少しずつ見えてきた部分を紹介いたします。

なぜ手が止まるのか

プランニングで手が止まる場面

  1. プランを進めるのにどこから手を付ければよかわからない。
  2. フレームにうまく配置ができない。
  3. 0.5コマ、1.5コマ、2.5コマなど半端なボリュームの要求室の配置がうまくいかない
  4. 小さな要求室の配置で悩む
  5. 余ったスペースの処理の仕方で悩む
  6. 管理部門の配置や動線を通すのがうまくいかない
  7. 大空間(無柱空間)、3層吹き抜け、屋上庭園などがあった場合、立体の配置に時間がかかる。

私が昨年の製図試験終了後の10月末から今日まで製図の問題集や添削課題のエスキスを行う中で
手が止まった状況で書き留めたのがこの内容です。

私のようにプランニングが苦手な方は心当たりがあるのではないでしょうか・・・?

今現在上記の手が止まる項目をすべて解決したわけではありませんが何点か自分なりに
見えてきことがあります。

改善と改善のポイント

1、については、利用者と管理のアプローチを考えた後、例えば管理のアプローチが西側で
利用者のアプローチが北側だった場合、北西側から管理のコア、事務室、利用者用風除室、利用者コア
という順番でとりあえずの借り置きをして進めることにしました。
借り置きなので要求室の条件などで移動することもありますがとっかかりのマニュアルを作っておくことで
何から進めればよいのかという悩みは解消されます。

今日はもう一つ、7つ目の項目の【大空間(無柱空間)、3層吹き抜け、屋上庭園などがあった場合、立体の配置に時間がかかる。】
ついて触れていきたいと思います。
最近エスキスを勉強する中で、プランが速い人と遅い人の違いはいろいろあると思いますが、まずはこの大空間等の
立体の配置でなないかと思います。
プランの速い人はこの大空間(無柱空間)と3層吹き抜け、屋上庭園などの立体の配置が読めるのではないかと思います。
逆にプランお遅い人はこの立体の配置がなかなかうまくいかず時間がかかる。
結局のところこの立体の配置がある程度見えてこないとコアや他の要求室の配置ができません。

そんなことで、先日行ったH31の「健康づくりのためのスポーツ施設」の添削課題を参考にして
大空間(無柱空間)、屋上庭園に特化した簡単な問題を作ってみました。

大空間(無柱空間)、屋上庭園に特化した簡単な問題とプランニング

「健康づくりのためのスポーツ施設」の添削課題を参考にして作った問題です。

H31 の課題はプルー室や多目的スポーツ室など無柱の大空間がありプランニングの速い人は
この部分をササっとできるのではないでしょうか?

多分プランニングの先が読めるんでしょうね!
どう配置したらプランを楽に進められるのかを知っているんでしょうね!

それでは次に私がこの問題を解く際の思考回路を紹介します。第一段階のプール室、多目的スポーツ室
屋上庭園の配置をです。
冷静に今見てみると本当にプランニングが下手くそだなということが分かります・・・(汗)

 私のプランニング

こちらが私の思考回路です。

このプランの何がまずいのか!?

まず一つ目は、1階が何もなくガラガラとなっています。

二つ目は3階のスペースがきつくなっています。
特定の階できつくなっているということはコアや吹き抜けなどの配置の自由度がなくなります。

この問題のようにプール室、多目的スポーツ室、屋上庭園の関係性だけに特化し
配置による立体のボリュウームバランスを考え見直しポイントを絞った形で
プランニングを見つめるとどのように考えれば楽な方向でプランを進められるのかっということが
私の場合やっと見えてきます。

今頃か?っといわれるかもしれませんが、プランニングの速い人はここのことを知っていて
どう配置すると早くまとめれるかを知っているんだと思います。

それでは本日の最後に、どのようにまとめれば良かったのかを見ていきたいと思います

プランの自由度があるまとめ方

こちらは参考にした添削課題の模範解答例の配置パターンです。

1階にプール室化計画され3階の同じ部分に屋上庭園が配置されています。
また、2階に多目的スポーツ室は配置されているので各階のボリュームバランスが良く
吹き抜けやコアなどの計画する際も自由度があります。

ここで気付くポイントですが無柱空間や屋上庭園などがあった場合、例えばどちらも同じ
約200㎡の広さを要求されていたとして、2階に多目的スポーツ室の無柱空間、3階に屋上庭園
と考えた場合、西側か東側のどちらかに2階と3階で揃えると残りのスペースが有効に広く
取れるということですね。

プランが速い人には「何だそんなこと」と思われるかもしれませんが、今回の
気付きは結構なポイントだったんですよね私的に・・・!!!

まとめ

プランニングが苦手な人はまず、どの部分で手が止まるのか洗い出さないと駄目だと思います。
これは、エスキスを一通り終了してから反省会としてダメ出しを置こうことでは忘れている場面もあるので
その都度その都度、いったん手を止めてノートに書き出しそして、苦手な部分としてストックしていくというような
方法で見つめ直すという作業が必要となるのかなと思っています。

また、ある程度のマニュアルの形を作ったりボリュームの配置パターンの暗記も必要だと思います。
プランニングが速い人はこの配置の引き出しがいっぱいあると思います。

1.5コマを横に配置すると3コマのスペースが埋まります。
プランの遅い私はこいう引き出しがありませんでした。

目指せ一級建築士!



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